令和3年度 京都きづ川病院 病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 28 | 42 | 41 | 48 | 122 | 225 | 386 | 981 | 841 | 347 |
年齢別では、70歳代の患者さんが最も多く全体の約32%を占めています。70歳以上の患者さんの割合は全体の約71%となります。当院には、急性期病棟と地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟、障害者病棟があります。急性期から切れ目の無い治療を行い、自宅、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム等への退院を目指しています。(令和3年9月より地域包括ケア病棟をコロナ専用病床へ変更し、新型コロナ肺炎患者さんの対応にも尽力しています。)
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) | 302 | 2.08 | 2.65 | 0.00 | 70.44 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | 94 | 40.88 | 20.57 | 4.26 | 87.60 | |
060020xx04xxxx | 胃の悪性腫瘍 | 59 | 5.07 | 7.96 | 0.00 | 74.90 | |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 | 48 | 9.38 | 9.21 | 0.00 | 73.33 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 | 31 | 29.29 | 13.14 | 0.00 | 86.03 |
小腸大腸の良性疾患では、大腸内のポリープが多く、内視鏡を用いて切除し2日間の短期入院を行っています。誤嚥性肺炎は食べ物・飲み物が誤って気管に入り、唾液と共に細菌が肺に入りこんで起こります。主に抗菌剤投与や嚥下訓練を行い再発予防に努めます。次いで件数が多いのは胆管結石や胆管炎でした。胃の悪性腫瘍治療として内視鏡を用いた胃の粘膜剥離などの治療を行っています。腎臓又は尿路の感染症で外科的治療を要さない場合は内科的に抗菌剤投与を行います。年齢は70歳以上の方が多くを占めております。
循環器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050xx9910xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし | 58 | 2.12 | 3.06 | 1.72 | 72.78 | |
050130xx9900xx | 心不全 | 48 | 29.77 | 17.35 | 8.33 | 84.02 | |
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術あり | 33 | 3.21 | 4.35 | 0.00 | 73.67 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | 19 | 41.53 | 20.57 | 5.26 | 85.95 | |
050050xx9920xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし | 11 | 2.64 | 3.27 | 9.09 | 74.55 |
循環器系では。狭心症、虚血性心疾患の割合が一番多く、カテーテルを使用した検査・手術を行っております。次いで多いのが心不全で慢性疾患の患者さんが悪化する事で繰り返し入院されています。より良い日常生活の復帰に向けて心臓のリハビリテーションも行っております。70歳よりやや高齢の方に多く認められます。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア | 32 | 5.91 | 4.74 | 0.00 | 70.28 | |
060335xx02000x | 胆嚢炎等 | 21 | 7.33 | 7.11 | 0.00 | 67.43 | |
060035xx010x0x | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 | 19 | 20.47 | 15.76 | 0.00 | 73.47 | |
060150xx03xxxx | 虫垂炎 | 11 | 5.36 | 5.40 | 0.00 | 39.36 | |
060210xx9700xx | ヘルニアの記載のない腸閉塞 | - | - | 14.15 | - | - |
外科で最も多い疾患は鼠径ヘルニアです。次いで胆のう炎等、結腸の悪性腫瘍、虫垂炎、腸閉塞の順となっております。腹腔鏡を使った侵襲の少ない手術を積極的に行っております。必要に応じて入院もしくは通院で化学療法を併用した治療を行っております。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 | 72 | 55.47 | 25.32 | 2.78 | 82.99 | |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) | 26 | 44.69 | 19.34 | 0.00 | 81.65 | |
160760xx97xx0x | 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし | 16 | 6.06 | 4.99 | 0.00 | 52.69 | |
160760xx97xx1x | 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 あり | 15 | 13.13 | 8.21 | 0.00 | 70.47 | |
160980xx99x0xx | 骨盤損傷 | 13 | 39.85 | 19.02 | 0.00 | 73.00 |
股関節・大腿骨・胸腰椎の骨折が多いです。早期回復を目指し積極的にリハビリテーションを行っております。急性期病棟から回復期リハビリテーション病棟までリハビリテーションを継続して行い、在宅等への復帰を目指します。回復期まで継続治療を行っているため在院日数が長くなっています。
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010160xx99x00x | パーキンソン病 | 23 | 26.57 | 17.86 | 8.70 | 69.57 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし | 20 | 17.05 | 8.30 | 0.00 | 54.45 | |
010061xxxxx0xx | 一過性脳虚血発作 | 19 | 15.42 | 6.40 | 0.00 | 80.79 | |
010060x2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) | 17 | 18.24 | 15.63 | 0.00 | 65.88 | |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外) | 14 | 35.43 | 18.90 | 7.14 | 71.43 |
脳神経外科で最も多い疾患は、パーキンソン病でした。次いで多いのが頭部外傷といった疾患で、脳梗塞と続きます。当院では、脳神経外科医を24時間配置し、ホットライン体制とSCU(脳卒中専用ベッド)があり、急性期疾患を主に治療しています。急性期の治療後は回復期リハビリテーション病棟等でリハビリを行い、日常生活機能の改善を目指します。
脳神経内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 | 24 | 6.38 | 4.92 | 0.00 | 73.63 | |
010230xx99x00x | てんかん | 15 | 16.00 | 7.22 | 6.67 | 70.73 | |
010060x2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) | - | - | 15.63 | - | - | |
010060x2990201 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) | - | - | 15.57 | - | - | |
010160xx99x00x | パーキンソン病 | - | - | 17.86 | - | - |
脳神経内科では脳や脊髄、神経等の疾患を取り扱います。めまいといった前庭機能障害が一番多く、続いててんかんでした。脳梗塞、パーキンソン病、認知症といった疾患も診察しており、また脳神経内科医による「物忘れ外来」や「頭痛外来」といった専門外来(予約制)を行っております。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 | 43 | 2.95 | 2.50 | 0.00 | 71.98 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 | 27 | 24.41 | 13.14 | 3.70 | 81.19 | |
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍 手術あり | 26 | 5.04 | 7.02 | 0.00 | 73.23 | |
11012xxx020x0x | 上部尿路疾患 | 24 | 4.17 | 5.56 | 0.00 | 66.08 | |
110070xx99x20x | 膀胱腫瘍 手術なし | 11 | 8.36 | 9.65 | 0.00 | 75.27 |
泌尿器科では一番多い疾患は前立腺癌の確定診断の為の生検でした。後日結果に応じて投薬・手術等の判断を行います。次に多かったのが腎盂腎炎・前立腺炎といった感染症です。膀胱悪性腫瘍に関しましては内視鏡による膀胱内の腫瘍を摘出や抗がん剤の治療を行います。上部尿路疾患は内視鏡による砕石術等を行います。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 68 | - | 11 | - | - | - | 1 | 8 |
大腸癌 | - | 10 | 35 | 26 | - | - | 1 | 8 |
乳癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | |
肺癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 8 |
肝癌 | - | - | - | 11 | - | - | 2 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌の患者さんの人数を、初発(UICC病期分類別)・再発に分けて分類しております。UICC分類とは、国際対がん連合によって定められた病期分類で、原発巣の大きさと進展度、所属リンパ節の転移状況、遠隔転移の基準によって各癌をⅠ期(早期)~Ⅳ期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。不明とはステージが特定できない場合で、再発とは当院・他院関係なく初回治療が完了後、当院で患者さんを診察した場合や、がん寛解後に局所的に再発・再燃・遠隔転移をきたした場合を指します。当院では、胃癌・大腸癌の患者さんを多く診察しております。早期の方から病期が進行している方、再発の方まで、幅広い患者さんに対し病態や社会的背景を踏まえて、手術・抗がん剤・緩和ケア治療等、総合的な治療を行っております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | - | - | - |
中等症 | 39 | 20.05 | 84.46 |
重症 | - | - | - |
超重症 | - | - | - |
不明 | - | - | - |
市中肺炎とは、通常の社会生活を送っている人に見られる肺炎です。重症度はA-DROPスコアを用いて評価します。
A:男性70歳以上、女性75歳以上、D:尿路窒素(BUN)21mg/dl以上又は脱水有り、R:経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2) 90%以下(PaO2 60torr以下)、O:意識障害有り、P:血圧(収縮期)90mmHg以下の所見による重症度評価基準が有り、該当1つにつき1点で、全て該当すれば5点となります。スコア0を軽症、1~2を中等症、3を重症、4~5を超重症と評価します。当院は中等症が多く、全体の約74%を占めます。主に抗菌薬治療を行い、状況に応じてリハビリテーションを行っております。
A:男性70歳以上、女性75歳以上、D:尿路窒素(BUN)21mg/dl以上又は脱水有り、R:経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2) 90%以下(PaO2 60torr以下)、O:意識障害有り、P:血圧(収縮期)90mmHg以下の所見による重症度評価基準が有り、該当1つにつき1点で、全て該当すれば5点となります。スコア0を軽症、1~2を中等症、3を重症、4~5を超重症と評価します。当院は中等症が多く、全体の約74%を占めます。主に抗菌薬治療を行い、状況に応じてリハビリテーションを行っております。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 108 | 47.07 | 76.09 | 5.36 |
その他 | - | - | - | - |
脳梗塞の症例では、発症から3日以内の急性期脳梗塞が多いです。急性期脳梗塞には、t-PA静注療法等の治療やカテーテル治療(血栓回収術等)を行っています。急性期の治療に引き続き回復期リハビリテーション病棟でリハビリテーションを行っており、当院で一貫した治療を行うため在院日数が長くなります。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 292 | 0.25 | 1.32 | 0.00 | 70.70 | |
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) | 59 | 0.02 | 4.15 | 0.00 | 75.05 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 32 | 1.44 | 10.03 | 0.00 | 78.22 | |
K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) | 23 | 0.04 | 1.04 | 0.00 | 69.22 | |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) | 20 | 1.75 | 7.25 | 0.00 | 72.35 |
昨年も同様に大腸ポリープに対する切除術が最も多く、次いで早期胃癌に対する内視鏡を用いて胃の粘膜切除でした。また、胆のう炎や胆管炎に対し、胆汁の流れを改善する内視鏡的胆道ステント留置術・内視鏡的乳頭切開術を行っています。
循環器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 25 | 0.96 | 4.96 | 0.00 | 75.12 | |
K5463 | 経皮的冠動脈形成術(その他) | 14 | 2.93 | 4.00 | 7.14 | 73.79 | |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極) | - | - | - | - | - | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | - | - | - | - | - | |
K597-2 | ペースメーカー交換術 | - | - | - | - | - |
循環器科では狭心症・心筋梗塞・末梢動脈疾患に対しカテーテル治療を積極的に行っています。昨年も同様に最も多かったのが経皮的冠動脈ステント留置術です。閉塞性動脈硬化症に対して血管拡張術も多く行っております。その他に経皮的冠動脈ステント留置や冠動脈形成術は急性心筋梗塞や不安定狭心症に対したものも多数行っております。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 29 | 1.76 | 2.90 | 0.00 | 68.79 | |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 24 | 6.50 | 6.25 | 0.00 | 69.46 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 23 | 6.91 | 11.78 | 0.00 | 73.35 | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 11 | 1.09 | 3.27 | 0.00 | 39.36 | |
K655-22 | 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) | - | - | - | - | - |
外科では、ヘルニア手術が最も多く、胆のう炎や胆石症などの胆囊疾患に対する胆囊摘出術・結腸悪性手術等が続いています。腹腔鏡で使用されることが多く、患者さんの負担軽減に努めています。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) | 53 | 2.26 | 57.06 | 5.66 | 82.21 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕) | 44 | 2.59 | 23.48 | 4.55 | 64.14 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) | 37 | 2.76 | 56.41 | 5.41 | 81.49 | |
K0731 | 関節内骨折観血的手術(股) | 20 | 1.35 | 50.00 | 0.00 | 79.00 | |
K0821 | 人工関節置換術(膝) | 18 | 1.83 | 49.22 | 0.00 | 73.67 |
整形外科では大腿骨骨折に対する手術が多く、骨折観血的手術(大腿)・人工骨頭挿入術(股)・関節内骨折観血的手術(股)がそれに当たります。続いて前腕の骨折と続き、人工関節置換術(膝)は膝関節症に対して行われます。術後は積極的にリハビリテーションを行い、在宅等への復帰を目指します。
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) | 11 | 2.55 | 36.64 | 0.00 | 79.36 | |
K1426 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) | - | - | - | - | - | |
K181-2 | 脳刺激装置交換術 | - | - | - | - | - | |
K164-4 | 定位的脳内血腫除去術 | - | - | - | - | - | |
K189 | 脊髄ドレナージ術 | - | - | - | - | - |
脳神経外科では高齢者の転倒などによる頭部打撲後の慢性硬膜下血腫に対する手術が最も多く行われました。次いで脊髄症等による椎弓切除・パーキンソン病に対する脳刺激装置交換術・脳出血による脳内血腫除去術、となっております。術後はリハビリテーションを行います。
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) | 28 | 1.35 | 3.77 | 0.00 | 74.19 | |
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) | 25 | 7.52 | 3.76 | 0.00 | 66.76 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 14 | 0.50 | 8.86 | 0.00 | 73.57 | |
K7981 | 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) | - | - | - | - | - | |
K8411 | 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) | - | - | - | - | - |
泌尿器科では、最も多かったのは内視鏡使用による膀胱悪性腫瘍手術です。次いで尿管結石をレーザーを使用して取り除く手術でした。多くは内視鏡を用いた手術を行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | 11 | 0.37 | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 12 | 0.41 |
異なる | 13 | 0.44 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 16 | 0.54 |
異なる | - | - |
播種性血管内凝固症候群は何らかの原因で、血管の様々な場所で血液が固まってしまい、この血栓により多臓器不全の症状を引き起こす疾患です。
敗血症はもともとの感染部位から全身・血液内に細菌感染が拡大し、重篤な症状を引き起こす疾患です。
入院の契機とは、入院にて治療する必要があると判断する元となった病名です。
同一とは入院の契機となったものが播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌症によるもので、異なるとは、入院の契機となった病気の併発症として播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌症が生じたものです。
敗血症はもともとの感染部位から全身・血液内に細菌感染が拡大し、重篤な症状を引き起こす疾患です。
入院の契機とは、入院にて治療する必要があると判断する元となった病名です。
同一とは入院の契機となったものが播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌症によるもので、異なるとは、入院の契機となった病気の併発症として播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌症が生じたものです。
更新履歴
- 2022/9/30
- 令和3年度京都きづ川病院病院指標を公開。