京都府城陽市の京都きづ川病院 京都中核の病院として、診療機能充実、地元医療機関との連携を目指します。

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X線CT診断装置の紹介

最新鋭 X線CT診断装置の紹介

令和3年2月24日に最新鋭のキャノンメディカルシステムズ製「Aquilion ONE PRISM Edition」

(アクイリオン ワン プリズム エディション)が導入されました。

 




 

 装置の特徴

本装置の大きな特徴の一つは検出器が体軸方向に320列の幅を持っていることです。検出器はX線が体を通過し減弱したX線データを取得する物で列数が多いほど、1回転当たりの撮 影できる幅が広くなります。今まで使用していたCT診断装置は64列でしたので撮影方法にもよりますが、5倍の幅を1回転で撮影することが可能となります。長さに言い換えると32mmの撮影範囲から160mmの撮影範囲となります。320列は現在のCT診断装置の中では最高の列数です。

 列数が多くなったことにより胸部や腹部撮影などの息止めが必要な検査も息止め時間が短くなり患者さんの負担も少なくなったと言えます。

 また、Deep Learning(ディープラーニング)を応用した画像再構成技術や様々なノイズ低減技術により少ないX線でもノイズの少ない高画質な画像が提供できるようになりました。

 その他にもSpectral Imaging System(スペクトラル イメージング システム)を搭載し1度の撮影の中で2種類のエネルギデータを収集し、専用の画像解析ワークステーションを用いて物質の弁別や強調表示などが可能な最新技術であるデュアルエナジー撮影も可能となりました。

 この様な最新技術を搭載したCT診断装置を駆使し「診断価値の高い高画質な画像を」「出来るだけ早く」「患者さんの負担をより少なくし」提供してまいります。 

 

【1回転で撮影した冠動脈】