京都府城陽市の京都きづ川病院 京都中核の病院として、診療機能充実、地元医療機関との連携を目指します。

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きづ川病院
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超音波装置

画像診断技術部門 超音波装置

 

超音波検査とは

エコー検査ともいい、超音波(音波)を用いて体内の臓器や組織の状態を画像化して調べる検査です。

急性期から回復期、そして健康管理センターでの超音波検査を専門に業務を担っています。

また、経食道心エコーや穿刺・造影エコーなどの医師の補助も行っています。

※現在エコー室で使用しているメインの機器です

 

腹部超音波検査

膵臓・肝臓・胆のう・腎臓・脾臓や腹部大動脈、膀胱等を観察します。腫瘍の有無・腹水などの異常な貯留物の有無などを調べます。胃・腸も観察可能です。

ただし、ガスや空気が多くたまっている方、肥満や食後の方などは見にくくなります。

 

★検査時間:15~20分程度

 

 

心臓超音波検査

心臓の形態や動き、血液の流れなどを調べる検査です。

虚血性心疾患や心肥大・心筋症・弁膜症、心房中隔欠損などの先天性疾患や心不全を呈していないかの診断に用いられます。

当院では手術や麻酔をかけて行う検査の前検査としても心臓の状態の評価を行っています。

 

★検査時間:15~30分程度

 

 

体表超音波検査

甲状腺・乳腺・皮下組織など 比較的浅い部分にある箇所を 観察します。

絶食などは必要ありません。

 

★検査時間:10~20分程度(部位によって時間は異なります)

 

 

血管超音波検査

血管内の状態や血液の流れを調べる検査です。

①頸動脈

頸動脈とは首にある動脈で脳に血液を送る大切な血管です。この頸動脈を調べることにより、頭蓋内の血管病変を推定することや、動脈硬化の有無や程度、血管の詰まり具合などを観察します。また、全身の動脈硬化をよく反映しているため、動脈硬化の指標として有効で脳卒中や心筋梗塞などのリスクを評価します。

 

検査時間:15~20分程度

 

②下肢動脈

末梢動脈疾患の病変部位の同定、動脈硬化性変化による狭窄・閉塞の有無を評価します。また、足の冷感やしびれの精査・治療後の評価にも行います。

 

検査時間:20~30分程度
(患者様の病気や状態によって異なります)

 

 

③下肢静脈

下肢の静脈に血栓(血のかたまり)がないかどうかを調べる検査です。静脈内の血栓は、肺塞栓を起こす危険性があります。

血栓は長時間同じ姿勢をしていたり、血管の病気、炎症等で発症します。当院では手術や麻酔をかけて行う検査の前検査としても血栓の有無を評価しています。

 

★検査時間:15~30分程度
(患者様の病気や状態によって異なります)

 

 

経食道心臓超音波検査(TEE)

胃カメラのような管(プローブ)を口から食道に挿入して心臓を観察する検査です。通常の心臓超音波検査では見えにくい場所や、より詳細な観察が必要な場合に行われます。

心臓の弁の状態や血栓の有無などを調べることができます。

 

★検査時間:15~30分程度
※患者様の病気や状態によって異なります

    (注意事項)
  • 鎮静剤などを使用する場合は基本的に一泊入院での検査です。
  • 詳細は担当医師にご相談ください。

 

 

 

その他

肝生検・胆のう穿刺・外腹斜筋注射に超音波機器を使用します。