医療部
ごあいさつ
院長 中川達哉
2022年4月に、前院長中川雅生の後任として、京都きづ川病院院長に就任しました。 約30年前に循環器内科医として着任し、その後救急センター長、副院長としても勤めて参りました。この度院長の大役を拝命し、あらためて身の引き締まる思いがしております。
さまざまな医療を取り巻く情勢が次々と変化していく昨今、城陽市の中核病院として開設され発展してきた当院が、今後どのようなニーズに応えていくべきなのか、経営的な面を含めて考えていく時期にさしかかっていくと思っています。そのようななか、まずは当院で長年一職員として、他の職員と築いてきた関係を活かして、院内の 調整役のような立場で、土台となる職場づくりをしっかり行っていきたいと思います。 また地域医療との連携など、対外的な面につきまして、顧問に就任した中川前院長のサポートのもと、さらに強化していく所存です。
近年、自然災害が頻発している日本で、医療の災害対策や支援の体制整備も進んでいます。当院でも、JMAT(日本医師会災害医療チーム)や、AMAT(全日本病院医療 支援班 )の活動に協力しており、研修を受けた職員を実際に被災地へ派遣した実績もあります。また数年前に、救急医で臓器移植のドナー発生から提供に関わることができ、当院としても医師としても大きな経験となりました。今後もこのような社会的な協力も継続するよう努めたいと考えています。
一昨年から、新型コロナウィルス感染症の対応という、経験したことのない難局に直面しました。先の見えない戦いのような状況において、当院の職員が夜おそくまで残って仕事をし、なんとか世の中の役に立とうと奮闘する姿がありました。まだ感染症収束の見えない状況下で院長を引き受けることになったのですが、この職員たちとならやっていける、と明るい希望も持っています。
地域の皆様とは、よい意味で「コンビニのような病院」として 今まで以上に身近なおつきあいができればと思っています。高齢化もさらに進んでいくなか、新たに啓信会の介護事業部の統轄部長に就任した岡本副院長とともに、病院・介護の連携のさらな る強化を図っています。
職員共々、今まで以上に信頼される病院となるよう努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。